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青空の天井(後編)

私が思う 「青空が見える毎日がお祭りの様な世界」 それは浅草だったのだ 訪れたその時も仲見世通りには篠笛のお祭りを感じさせる音が流れていた その頃から私はアルバイトをしながら歌手を目指していたから よくテレビで取り上げられている浅草は私を更に盛り上げた なぜかって ここにチャンスがあると思ったから いつだって私は単純だ 小学生の頃から歌手になりたい私は四六時中チャンスを探していた それがどんなに遠い可能性だとしても 何をしていても最後は全て歌手になる道に繋げたかったのだ 小学生の頭とやる気と妄想で作り上げたプランは いつだって夢にあふれているのだ 今思うとなんのチャンスがあったのだろう 芸能人が浅草で食べ歩きをし、たまたまそこに働いていた私がテレビ局の方の目にとまり 「君、芸能界に興味はあるかい?」なんて聞かれ…これ以上文字に起こすことはやめておこう 今となれば恥ずかしい動機なのだから そして全ては妄想なのだから とにかくその日、私は浅草で働くと決めた 団子屋と煎餅屋の前に止まり より活気があり青空が見え店内に光が入る 優しそうな店員さんがいそうな店に決めた わたしは煎餅屋の前にいた 煎餅屋アルバイト物語はまた違う回に書こうとおもう なぜかって とてもとてもお世話になったからだ ただ、最後に1つだけ言っておこう 私は煎餅がキライだったのだ メグ

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